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デッドリフトで腰を痛める前に確認すべき2つの準備とチェックリスト

デッドリフトで腰を痛める前に確認すべき2つの準備とチェックリスト

GS Lab |

腰が痛くなる人は、フォームより先に「順番」を間違えている

デッドリフトで腰をやってしまう方に共通しているのは、「フォームを知らない」ことではありません。確認すべきことの順番を間違えている、というケースがほとんどです。フォームの細かな修正に入る前に、そもそも体がデッドリフトを「正しく受け取る準備」ができているかどうかを先に見る必要があります。重量を引く前の段階で、すでに腰への負担は決まっていると言っても過言ではありません。

「フォームが悪いから痛い」は半分しか正しくない

腰が痛くなると、多くの方は「フォームを直さなければ」と考えます。もちろんフォームは大切ですが、そこだけを見ていると本質を見落とします。実際には、フォーム以前の「準備」の問題が原因になっていることが非常に多いのです。股関節の使い方と腹圧の作り方、この2つが整っていない状態でどれだけフォームを調整しても、腰への負担は減りません。まずここを確認することが先です。

ミス1:股関節が使えていない

デッドリフト中に腰が丸まってしまう原因は、柔軟性の不足よりも「ヒップヒンジの感覚がない」ことがほとんどです。腰を折るのではなく、股関節から折りたたむ動作ができているかどうかが鍵になります。ヒップヒンジの感覚がわからない方は、壁に向かって立ち、お尻を後ろの壁に向けて押し当てるように腰を引く動作から始めてみてください。「腰でなく股関節を折る」この感覚が身につくと、腰への負担が大幅に変わります。

ミス2:ブレース(腹圧)が抜けている

バーを引く前に腹圧を作れているかどうかも、腰を守るうえで非常に重要です。腹圧とは「お腹を凹ませる」ことではなく、「360度外に広げるように内側から押し出す感覚」で体幹を固めることを指します。この状態を「ブレース」と呼びますが、これが抜けたまま高重量を引くと、腹部のサポートが失われ、腰椎に直接負担がかかります。バーに触れる前に必ず腹圧を作り、体幹をロックしてから引き始める習慣をつけてください。

引く前に確認すべきチェックリスト

  • 股関節を折れるか(ヒップヒンジの感覚があるか)
  • 腹圧を作れているか(体幹をロックしてからバーに触れているか)
  • バーが体に近いか(引き始めから足のすねに沿わせる意識があるか)
  • 肩甲骨が下がるか(胸を張り、首と背骨が一直線になっているか)
  • ベルトの位置は正しいか(腹圧を補助する位置に装着できているか)

重量を追う前に、この準備を整えてほしい

デッドリフトの重量が伸び悩んでいる方、あるいは毎回どこかに違和感を感じている方は、一度重量を落として上記のチェックリストを1項目ずつ確認してみてください。重量はあくまで手段であり、準備が整った状態で扱ってはじめて意味を持ちます。腰を守りながら重量を伸ばすことは、矛盾ではありません。正しい順番で準備を積み上げることが、長く強くなるための唯一の道です。一緒に確認していきましょう。