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減量でまず把握すべき3つの数字|体重・たんぱく質・カロリー収支の見方をトレーナーが解説

減量でまず把握すべき3つの数字|体重・たんぱく質・カロリー収支の見方をトレーナーが解説

GS Lab |

食事を減らしているのに、体重が落ちない理由

「食事の量は確かに減らしている。でも体重が思うように落ちない」「何をどう変えればいいか、正直わからない」——そういった声は、本気で取り組んでいる方ほどよく聞きます。食事管理は気合いと根性の話ではなく、見るべき数字を正しく把握できているかどうかの話です。闇雲に食事を制限するだけでは、体は思うように変わりません。まず必要なのは、自分の現状を数字で把握することです。今回は、減量を進めるうえで最初に確認してほしい3つの数字について、一緒に整理していきましょう。

数字① 体重は「週平均」で見る

体重計に乗って一喜一憂した経験は、誰にでもあると思います。前日より0.5kg増えただけで気持ちが折れたり、逆に体重が減った日は食事が緩んだりする。じつはこの「1日単位で見る」習慣が、判断を狂わせる原因になっています。体重は食事の内容・水分量・排泄のタイミングなどで毎日変動するため、1日の数値には誤差が含まれています。おすすめは、毎朝同じ条件(起床後・トイレ後・食事前)で計測し、7日分を平均する「週平均」での管理です。週平均を2〜3週間追っていくと、本当に体重が動いているかどうかが初めて見えてきます。適切な減量ペースの目安は体重の0.5〜1%/週ですが、これも週平均で比較しなければ正確には判断できません。

数字② たんぱく質量は毎日確認する

減量中に最も削ってはいけない栄養素が、たんぱく質です。食事の総量を減らせば、当然たんぱく質の摂取量も一緒に減ってしまいます。ここが見落とされやすい落とし穴で、たんぱく質が不足した状態での減量は「体脂肪だけでなく筋肉まで落ちる」という結果につながります。体重は減っても見た目が変わらない、あるいはガリガリになって終わり——このパターンの多くは、たんぱく質不足が原因です。目安は体重×2g/日。体重70kgの方であれば、1日140g程度が目標になります。鶏むね肉100gあたり約23g、卵1個あたり約6g、サラダチキン1個あたり約23gを基準に、毎食でたんぱく質を意識的に確保していきましょう。食事を削ることがあっても、たんぱく質だけは削らないこと。これが筋肉を守りながら体脂肪を落とすための、最も重要なルールです。

数字③ カロリー収支は「だいたい」でいい

カロリー管理と聞くと、グラム単位で計算しなければいけないと思う方も多いのですが、最初はそこまで精密でなくて構いません。大切なのは「今日はだいたい何kcal食べたか」を把握する習慣を持つことです。把握できていない状態では、選択のしようがありません。数字が見えていれば、「今日はランチが多かったから夜は少し軽めにしよう」という判断ができるようになります。減量のための目安として、現在の維持カロリーより200〜500kcal少ない設定を目指してください。500kcal/日の不足が続けば、理論上1ヶ月で約2kgの減量になります。一方で、1,000kcal以上の大幅カットは筋肉の分解を加速させ、代謝が下がって停滞を招く原因になります。急ぎすぎないことが、最終的に一番の近道です。

今日から始める減量の確認チェックリスト

  • 週平均体重を記録している
  • 毎朝同じ条件(起床後・トイレ後・食事前)で計測している
  • たんぱく質量を毎日確認している
  • 1日のカロリー摂取量をだいたい把握している
  • 減量ペースを急ぎすぎていない(週0.5〜1%以内)

3つの数字が見えると、行動が変わる

体重の週平均・たんぱく質量・カロリー収支。この3つは、どれも難しいツールや専門知識がなくても今日から把握できるものです。何となく食事を制限するのではなく、数字を軸に判断できるようになると、迷いが減り、停滞したときの対処も冷静にできるようになります。焦って結果を出そうとすることが、最も遠回りになるケースをトレーナーとして何度も見てきました。まずこの3つを習慣に組み込むことから始めてみてください。地道に見えますが、それが体を確実に変える一番の方法です。